
はじめまして、高校3年生の髙島です!こども・若者が取材や執筆を行う「まるまる新聞」、今回は【ターントクルこども館】さんに取材をさせていただきました。
以前も学校の授業でターントクルこども館を訪問したことがあるのですが、「もっと施設の想いを詳しく知りたい」「どんな人が働いているのか気になる」と思ったことが今回の取材のきっかけでした。スタッフの小林さんに、根掘り葉掘りお話を聞いてきたので、最後までお読みください!(髙島悠)
お話くださった方:

小林正人(こばやし・まさと)
1984年生まれ、焼津市出身、1児のパパ。不登校支援員や中学校教員を経験。趣味はテーブルサッカー、卓球、ポケカ(笑)。好きなアーティストはSpecial Others、King Gnu。
話を聞いたのは:

髙島悠(たかしま・ゆう) 2007年生まれ、藤枝市在住、焼津高校3年。高校入学後に焼津市の魅力を知り、地域ボランティアグループ「10代・20代のためのフリースペースまる」に初期メンバーとして所属し立ち上げを行う。
子どもに、「楽しさ」と学びを届けたい
髙島:こんにちは、よろしくお願いします。ざっと館内を案内いただきましたが、改めてここからお話を伺いたいと思います。さっそくですが、小林さんがターントクルこども館でスタッフを始めたきっかけを教えてもらえますか?
小林:もともと子どもが好きで、以前は中学校の教員をしていたのですが、毎日が楽しくて仕事にのめり込みすぎてしまい…体を壊してしまったため、退職をしました。その後、「リハビリ」期間中に自分の子どもが生まれました。そこで、「子どもが遊べる場所はどこにあるかな」と探していたら、ちょうど「ターントクルこども館ができる」という話を聞いて。「子どもと関わってきた自分に、何かできることがあるんじゃないか」と考えて、ここでスタッフを始めました! 実際にスタッフを始めてみると、来館する子やにも結構ウケが良くて、やっぱり教員時代の経験が活かせているんじゃないかなと思ってますね(笑)。
それと、スタッフを始めたもう一つの理由は、「ターントクルこども館が不登校の子の居場所になれるといいな」と思ったからです。フリースクールのようなことをできたらいいなと考えていたのですが、こども館は「指定管理」形式になったことで、色々なことに柔軟にできるようになるかなと思って。そういったことも叶えられる場所かなと思ったのが、働こうと思ったもう一つの理由ですね。
髙島:そんな経緯があったんですね。素敵な理由です!
小林:そんなそんな、ありがとうございます(笑)。でも、髙島くんが活動している「みんなの公民館まる」とも何か一緒にできたらいいですね。僕が実際に体を使ってお手伝いすることもできますし(笑)。
髙島:心強いです!その際はぜひ、よろしくお願いします。

髙島:改めて小林さんは、ターントクルこども館を利用する子ども達に何を感じてほしいと考えていますか?
小林:「おもちゃって楽しいな!人との関わりって楽しいな!」と思ってもらえれば。とにかく「楽しい!」という気持ちを感じてほしいですね。その上で、遊びを通して「学び」も得てほしいです。ターントクルこども館には多くの本やおもちゃがあるので、実際に目で見て触れて、他の子と遊んで、新たな発見を見つけてほしいと思っています。
髙島:小さな頃からそういった交流や遊びに触れられる施設が地域にあると、凄くいいですね!僕も今日、ターントクルこども館さんを見学させていただいて「楽しさ・学び」を改めて感じることができました(笑)
小林:そう言っていただけて嬉しいです!これからも、日々の生活の中で「楽しい」ことを大切にしてくださいね。
ターントクル子ども館が目指すまちづくりと、若者に必要な3つの力
髙島:そんなターントクルこども館さんですが、今後の展望や、挑戦してみたいことはありますか?
小林:子どもだけじゃなく、おじいちゃん・おばあちゃん、障がいを持つ方々にも「楽しい!」と感じてもらえる「みんなの居場所」として機能していきたいですね。そのためにも、来てくれた人を飽きさせないような運営を、スタッフみんなで心がけたいです。
それと、焼津駅前通り商店街や、焼津市そのものに人が集まるきっかけになれば嬉しいです。欲を言えば、「ターントクルこども館が中心となるまちづくり」にも挑戦したいです!(笑)
髙島:なるほど。僕たち「まる」も、子ども・若者が活躍できるまちづくりを目指しています。是非、「まちづくりと言えば焼津市」と言われるように一緒に頑張っていきたいですね!
日々子どもと接している小林さんは、子ども・若者が活躍できるまちづくりには何が必要だと考えますか?
小林:個人的に、三つの力が必要なんじゃないかなと思っています。
まずは、髙島くんみたいにまちづくりに興味があるような若者には「プレゼンテーション力」を身につけてほしいですね!「僕たちはこう考えています!皆さんはどう思いますか?」みたいなコミュニケーションができないと、せっかくのアイデアが伝わらないし、誰も協力してくれないですからね。
あとは、SNSを上手く活用できる「発信力」も大事だと思います。僕は疎いんですけど(笑)、うちのスタッフは休みの日にカフェに行ったりするとインスタやTik Tokにアップするらしいんですよ。まちづくりを考えるときも、まちの魅力が他の人に伝わるような「発信力」があったら良いなと思います。
髙島:なるほど~。

小林:最後のもう一つ。高校生の髙島くんに言うのも申し訳ないんだけど、何事も挫折がつきものなんですよ。何かを頑張ろうと思えば思うほど、失敗や挫折は必ず生まれてしまう。だからこそ、そんな失敗や挫折を乗り越える力、「レジリエンス」を、是非身につけてほしいです。
けん玉だって、初めてやっても一回で成功しないじゃないですか。だけど、何度も繰り返しやる「粘り強さ」が成功に繋がるんですよね。壁にぶつかったときに諦めないことが大事だし、「今のやり方だとうまくいかないなら、じゃあ、どうしたら良いのか?」といった柔軟な考えを持って、壁を乗り越えてほしいです。
髙島:凄く参考になります!(笑)
「まちづくりはひとりじゃ出来ない」
小林:ちなみに髙島君は、今の3つの中で、自分が持っていると思う力はありますか?
髙島:そうですね…、この中なら、「プレゼンテーション力」だと思います!何かを調べて発表することが好きですし。でも、個人的に欲しいのは、最後におっしゃってくださった、乗り越える力「レジリエンス」ですね。まだ今は10代ですが、これからもいろんな経験をして、その分多くの挫折をして、将来に繋げたいです!
小林:いいですね!やっぱり、若い人達には、多くの形で失敗をして、学んでいってほしいです。
髙島:頑張ります!
小林:そのほかに必要だと思うのは、「仲間」ですかね。それこそ、まちづくりは一人だとできないですから。意見が異なる人がいると話しあいが面白くなりますし、何かの活動する時には資金や場所、時間が必要になるので、協力してくれる大人・組織を味方につけることが大事だと思います。もちろん僕も、今日から焼津のまちづくりをする仲間です(笑)
髙島:僕たち「まる」の活動を普段から支えてくれるのは、同世代の仲間や応援してくれる大人の方なので、そういった環境があることに感謝していきたいです。
小林:さすがです!ちなみに「まる」完成後は、どんな人に、どんな風に利用してほしいと思っていますか?
髙島:僕みたいに「地域貢献したい」「何か新しいことをしたい」といった人から、「他校の友達を作りたい」「放課後の居場所が欲しい」といった人まで、様々な使い方ができる場所だといいなと思っています。
小林:ぜひ実現してくださいね。髙島くんはこれからも、地域やまちづくりと関わっていくんだろうと思います。この先を考えると、「まちづくりが人生の全て」という発想だけではなく、時には本業や本職を頑張りながら、「ついでにまちづくり」というマインドもおすすめです。無理なく、楽しく続けてほしいです!
髙島:なるほど…!実は今、まさに就活中なのですが、就職した後もまちづくりに携わる際は、その感覚で頑張っていきます!
小林:就活の真っ最中だったんですね!?応援しています。無理のない範囲で、仕事と並行して、まちづくりも頑張ってくださいね。
髙島:ありがとうございます!

髙島:最後に、ターントクルこども館としてPRしたいことは何かありますか?
小林:いま私たちがいる「絵本スタジオ」には、普通の図書館には無いような美術・芸術の専門書があって、開放的な空間でのんびり読むことができます。まだ中高生にあまり認知されていないので、是非遊びに来てほしいなと思っています。
髙島:確かにアート系の本がたくさんありますし、ガラス張りで気持ちいい場所ですね!
小林:ターントクルこども館にはそれ以外にも、約7000冊の絵本があるので、老若男女問わず、立ち寄って読んでいただきたいです。
それと、私のイチオシは「テーブルサッカー」ですね(笑)
髙島:先ほど館内を案内いただいた際にもテーブルサッカーの話題で盛り上がりましたが、やっぱりイチオシですか(笑)
小林:はい!昨年度には、初めてこども館で大会を開きました。親子のペア出場は多かったのですが、中高生世代は少なかったので、もっとテーブルサッカーが広まってほしいなと思っています。実は私ははテーブルサッカーのインストラクター資格を持っているので、よかったらお教えしますよ(笑)
髙島:そうなんですか!?ぜひ教えてもらいたいです!
小林:任せてください! まるに「テーブルサッカー部」なんてのを作るのはどうでしょう?(笑)
髙島:もしも実現した際は、顧問をお願いします!(笑)
(2024年5月 取材)

【取材後記】
僕は今回初めて取材と記事を書いたのですが、「取材の流れ・文章の構成」など本当に難しかったです(笑)
小林さんに取材をさせていただき、改めて自分のプレゼンテーション力をもっと活かしながらまちづくりをしていこうと思いました。
また、ターントクルこども館には懐かしいおもちゃや「テーブルサッカー」、たくさんの「絵本」がありますのでぜひ、皆さんに利用していただきたいです!
そして、「まるまる新聞」を最後まで読んでいただきありがとうございます!
今後も焼津の面白い場所・観光地・飲食店などを高校生目線でたくさん発信していきますので応援をよろしくお願いいたします!




